仕事がお休みで寝転んでゲームに夢中なおじちゃん1号の上に飛び乗ったり降りたりして遊びながら、まったりとすごしていたある日の午後、その人は帰ってきました。
「ただいまー、きゃー かのんちゃ元気だったぁあああ？」
かのんの冷たい反応にもかかわらず、テンション高いねえさま。
「会いたかったよー、かのんちゃん♪♪♪」
あぁ、かのんの自由な日々は終わったんですね。
ねえさまがいない間、かのん おやつが欲しい時にはパパさんに催促し、
朝はリビングでひとりなのがちょっと寂しい時は早朝からパパさんを呼びに行き
吠えても何しても怒られないのでやりたい放題おじちゃん1･2号を従えて、自由を満喫していたんですよ。
「あらまあ、やっぱり小汚くなってるねぇ・・」
・・・・・
自由があるなら小汚さなんて平気ですよ、かのん。
「あ、おみやげあるのよー かのんちゃんに」
え？何かしら？おいしいものかしら？
マカロンのにおいがしますけど・・・マカロンかな？
「マカロンはダメよ、こっちがお土産よ！」
これは何ですか？ねえさまぁ。
「トイレットペーパーだよ バラの模様が上品じゃない？香もついてるし、
お散歩の時にかわいいよねー これっ！
それにちょっと大変な思いをして持って帰ってきたんだよ、これ」
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自分ばっかりおいしいもの食べてお土産がトイレットペーパーって
それどうなんですか？ねえさまぁ。
